寝ヨガ
引き締め効果が抜群と、ヨガが空前の大ブーム! でも、どうやって始めたらいいかわからない……という人に朗報!!寝たまま簡単にできる「寝ヨガ」なら、だれでもいますぐ始められます。あなたも寝ヨガで、背中とお腹にたっぷりついたぜい肉とサヨナラしちゃいましょう!
起床後の布団で行うヨガ 満腹・空腹中枢のバランスを修復する
腹式呼吸で細胞を活性化
「寝ヨガ」とは言葉どおり寝ころんだ姿勢のまま行うヨガのことです。さまざまなポーズとともに、腹式呼吸を行います。全身に行き渡るように行う呼吸法。これを行う事によって、細胞が活性化し、活発な新陳代謝をもたらします。また、深呼吸を繰り返すことによって、精神的な安定をもたらしてくれます。
ストレスを感じると、食欲をコントロールする満腹中枢と空腹中枢のバランスが崩れてしまいます。ヨガをつづけていけば、心を落ち着かせ、満腹中枢と空腹中枢のバランスを元どおりに修復し、食べすぎによる肥満を防いでくれます。
静止ポーズは10呼吸が基本
「寝ヨガ」で最もたいせつなのは、呼吸の仕方です。息を吐き出すことから始めるのが重要なポイントです。息を吐き出すときは、体の老廃物を口から吐き出すイメージを持つこと。このとき、丹田(へそ下奥3cmのあたり)を強く意識します。そして、息を吸うときは、新鮮な酸素とともに、プラーナ(生命体エネルギー)が体内に入ってくることをイメージして、丹田を意識しながら、深く息を鼻から吸い込みます。
この丹田呼吸を、1ポーズごとに繰り返します。そして、ポーズをキープするときは「鼻から吸って、口から吐く」を1呼吸として、10呼吸行います。
ポイント
時間 朝、目覚めたらすぐに始める
ヨガはリラックスした気分で行うのが重要。寝る前でもかまいませんが、朝、目覚めてすぐに行うのがおすすめ。呼吸が整っているので、大きな効果が期待できます。
呼吸 1ポーズにつき10呼吸が目安
寝ヨガは、1動作ごとに「吸う」「吐く」を繰り返します。静止ポーズのときは、とくに決まりはありませんが、最低でも自然呼吸を約10回行いましょう。
イメージ やせた自分をイメージする
丹田呼吸をするときは、やせた自分や、体内で脂肪が燃焼しているイメージを強く持ちながら行いましょう。毎日つづければ、きっとあなたのイメージどおりになるはずです。
マイペース ムリはしないこと!
痛いのをがまんして、ムリにポーズをつくるのは逆効果。
筋などを痛める場合もあるので、気持ちのいいところで止めておくとよいでしょう。ヨガの基本は「気持ちよさ」です!
やり方
基本
あおむけの姿勢で、肩幅と同じくらいに足を開く。 両手は体から斜め45度くらいに開いて伸ばし、目は軽く閉じる。 息を吐いたときに、少しずつ全身の力を抜く。 呼吸は自然呼吸でOK。
ワニの変形ポーズ
1. 体とほぼ直角になるように、両腕を伸ばす。手のひらは床におく。膝をお腹にくっつけるように曲げる
呼吸法
天井を見つめながら、鼻から息を吸う
2. ゆっくりと膝を倒し、それと反対側へ顔を向ける。辛い人は膝を床につけてもOK。膝を開かないようにキープして
呼吸法
ゆっくりと息を吐いたあと、10呼吸
3. 息を吸いながら、1のポーズに戻してひと呼吸したあと、2と同じ要領で反対側も行う。くつろぎのポーズのあと、やりにくかった側をもう1度行う
呼吸法
ゆっくりと息を吐いたあと、10呼吸
コブラの変形ポーズ
1. うつぶせの姿勢から、かかとを直角にしてつま先を床におく。わき腹のあたりで手のひらを床におき、わきを締める
呼吸法
お腹がへこむまで、口から息を吐く
2. 手のひらを床から離して上体を気持ちよいところまでそらし、わきをキュッと締めて肩甲骨を背骨に引き寄せる
呼吸法
鼻から吸いながらポージィング、そのまま10呼吸
1. うつぶせに寝て両足を肩幅と同じくらいまで広げ、足の甲を床におく。両手を腰のあたりで組む。
呼吸法
お腹がへこむまで、口から息を吐く
2. 鼻から息を吸いながらあごを床につけ、吐きながら組んだ手を上に持ち上げる。無理はせずに、心地よいと感じる高さでOK。
呼吸法
吐きながら手を上げきって、そのまま10呼吸